水虫かなと思ったら

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『水虫を放置した場合』

水虫・爪水虫の疑問を解決!

水虫の原因である白癬菌は、感染力が特別強いわけではなく、命に関わるような病気ではありません。しかし、水虫を放置することで、様々な弊害が生じてきます。

まず、水虫は感染した後、次第にその範囲を広げていきます。最初は足の指の間だけだった水虫が、足の裏全体に広がり、角質増殖型に移行した後、爪にも入り込んで爪水虫になってしまいます。こうなると治療には時間がかかるため、非常にやっかいです。

また、水虫に感染した場合、アカの中にも白癬菌は潜んでいます。その白癬菌が体の他の部分に付着し感染することで、たむしやいんきんになります。また、頭部に感染することで、しらくもになってしまいます。

水虫が原因となり、細菌感染が発生して足がはれ上がり、歩けなくなった方も少なくありません。特に、糖尿病の方など免疫力が低下している方にとっては、水虫に感染することで症状が重くなる可能性があります。特に重症の方の場合、水虫が悪化し足の切断が必要になる場合がありますので、たかが水虫と甘く考えてはいけません

なお、水虫に感染した方の家族にも感染する確率が高まる他、かゆみによって集中力がなくなる、痛みが伴う、他人に足を見せられないといった日常生活に支障をきたす場合もありますので、水虫に感染した場合は放置せず早めの治療を行うことが肝心です。


『民間療法の効果』

水虫だと思い込み、自分の判断で民間療法を実施している方をよく見かけます。水虫に効くものとして、酢、アロエ、馬油、イチジクの煮汁などを塗ったり、熱い砂浜を歩いたりといったことを実践されているのですが、これらの治療法はほとんどが治療の根拠を持たない方法です。

実際、酢には水虫菌の増殖を抑制する効果が多少あるのですが、皮膚科で処方される水虫薬は、酢の1万倍も強力な効果を持っています。このような自己判断による民間療法では、水虫が治らないどころか返って症状を悪化させてしまうことが多いため、必ず皮膚科にて診察してもらうようにしましょう。


『市販の水虫薬の効果』

水虫・爪水虫の疑問を解決!

水虫のような症状が出た場合、時間がないといった理由から、まずは薬局にて水虫薬を買ってくるという方も多いかと思います。水虫は風邪などと同様にありふれた病気のため、まずは自分で治してみて、治らないようなら医者にいくという考えをもっている方が大部分でしょう。

最近では、白癬菌を殺菌する効果のある市販の水虫薬が販売されており、かゆみを抑制する成分が配合されているものもあります。これらの市販薬を適切に使用すれば、水虫に対する効果は期待できるといえますが、あくまでも「適切に使用すれば」という話です。

まず、その症状が本当に水虫の感染によるものなのか、という点を確認する必要があります。もし水虫以外の他の病気であった場合、水虫薬を使い続けることで逆に症状が悪化してしまうことにもなりかねません。また、本当の水虫であったとしても、症状の進行具合、他の病気との併発などがあった場合には、治療方法が大きく異なってきます。

実際、市販の水虫薬で治せる水虫の種類としては、一部の趾間型と小水疱型の水虫のみとなっています。これらのタイプの水虫であれば、市販の水虫薬を塗り始めて数日すればかゆみは治まります。しかし、角質中の白癬菌はまだ生きているため、完全に直すためには最低1ヶ月間は水虫薬を使用し続けることが必要となります。

市販の水虫薬を使用しつづけても症状が改善しない場合は、水虫以外の病気に感染している可能性がありますので、専門の皮膚科に診てもらうことが必要です。


『顕微鏡検査をしない医者は信用しない』

水虫の疑いを持って皮膚科に行き、医者に症状を告げた際、顕微鏡検査をせずに症状を見ただけで水虫と判断する医者は信用しない方がよいでしょう。どんなに経験を積んだ皮膚科の専門医でさえ、見た目だけで水虫を判断することは非常に難しいからです。水虫を確実に判断するためには、必ず顕微鏡検査を行い、患部に白癬菌が存在していることを確認しなければなりません。

病院が看板を出す際に、〇〇科という肩書きがありますが、日本ではたとえ専門知識が無い場合でも、どの科の看板を出してもよいことになっています。つまり、皮膚科という肩書きがあったとしても、その病院の知識、技術がどの程度であるかは分からないということになります。このように、もし皮膚科の知識が浅い医者の場合には、顕微鏡検査をせずに水虫の診断を下すことも考えられますので、注意が必要です。


『皮膚科専門医の探し方』

水虫の疑いがある場合、信頼できる皮膚科が近くにあればよいのですが、なかなか見つからないケースも多いかと思います。そこで、病院選びの一つの基準として、「皮膚科専門医」が所属する施設を受診されることをおすすめします。

水虫・爪水虫の疑問を解決!

日本皮膚科学会においては、「認定された指導医の下で5年以上にわたる一定のトレーニングを積み、かつ専門医としての知識と技量が備わったと認められる医師」に対して、専門医としての認定書を発行しています。2005年2月の時点で、4900名以上の皮膚科専門医が在籍し、そこで習得する知識の中には、水虫の診断・治療に関する項目が含まれています。

この皮膚科専門医の資格は、客観的に評価された医師の診察能力を証明するものです。この専門医資格を病院に掲げることによって、患者の方が医者を選ぶ際に明確な基準とすることができるようになりました

現在では、インターネットにおいて日本皮膚科学会のホームページ(http://www.dermatol.or.jp)から、皮膚科専門医を探すことができます。もし水虫の疑いがある方は、ぜひ皮膚科専門医がいる病院で診察してもらい、正しい診断と治療を受けるようにしてください。

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