水虫と他の病気との違い

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『水虫と思っている人の半数は水虫ではない』

水虫だと思っていても、いざ病院で診察してもらうと、約半数の人が水虫ではなかったというデータがあります。水虫が最も発生しやすい時期は5月がら8月ですが、その間の患者の方は水虫の確率が高く、その他の時期では水虫以外の病気であるケースが増えています。

水虫に感染したと判断する症状としては、足の皮がむける、足がかゆい、足の裏に水疱ができた、などの症状が挙げられますが、実はこのような症状がでる病気は他にも多く存在します。中でもよく見受けられるのが、異汗性湿疹です。この異汗性湿疹は、水虫と非常によく似た症状を引き起こすことが多いため、専門の医者でも見た目だけでは判断することが難しいのです。

水虫・爪水虫の疑問を解決!

多くの方が上記のような症状が出ると水虫だと判断してしまい、自分で薬局に行き水虫薬を買っているかと思います。そのとき、偶然にも本当の水虫であれば問題はないのですが、そうでない場合は薬の効き目がないばかりでなく、症状が悪化することもあります。また、本当の水虫であっても、症状によっては水虫薬が逆効果になることがあります。

つまり、水虫のような症状が出た場合は、まず専門の医者に出向き、正しい診断と治療を行ってもらうことが、最も早く水虫を完治させる方法であるといえます。


『水虫以外の足の皮がむける症状を持つ病気』

水虫以外にも、足の皮がむける症状としては、以下のものが挙げられます。


▼水虫以外の足の皮がむける病気の種類

足の皮がむける病気 症状・特徴
   湿った足  足の裏や足の指の間は、湿った状態でほうっておくと、誰でも白くふやけて皮がむけやすい状態となります。これは単に足が湿っているだけなので、足を乾燥させることで元の状態に戻ります。
    汗疱
  (かんぽう)
 季節の変わり目や夏場になると、手足に指の間に小さな水疱が発生したり、丸く皮がむけたりといった症状があらわれる人がいます。これは、手足に汗をかきやすい体質の人によく見られる症状です。これに赤みやかゆみが伴うことにより、異汗性湿疹となり、水虫との区別が難しくなってきます。 この異汗性湿疹は特に珍しい病気ではなく、水虫と同様にごくありふれた症状です。また、異汗性湿疹になりやすい人は足に汗をかきやすいため、水虫にもなりやすいことになります。つまり、異汗性湿疹と水虫がともに発生している場合もありますので、診断と治療を難しくしている要因ともなっています。
   カンジダ
   (カンジタ)
 白癬菌とは異なるカビの一種である、カンジダに感染した場合でも、足の指の間がふやけて皮がむけるという症状が発生します。カンジダに感染する確率は水虫ほどは高くありませんが、症状が似ているため、見ただけではほとんど区別がつきません。


『水虫以外のかゆみを伴う症状を持つ病気』

水虫以外にも、かゆみを伴う症状としては、以下のものが挙げられます。


▼水虫以外のかゆみを伴う病気の種類

かゆみを伴う病気 症状・特徴
  異汗性湿疹  前項の汗疱(かんぽう)の部分でも紹介しましたが、異汗性湿疹はかゆみを伴わない場合も稀にありますが、多くの場合は軽いかゆみがあったり、皮がむけて痛みを感じることもあります。
    かぶれ  水虫に感染した方が自分の判断で薬を塗ったりする場合、誤った治療を行った結果としてかぶれを引き起こす場合が多いです。また、普段の生活の中でも、靴、靴下、サンダル、床の塗料などによってかぶれてしまうケースもよく見られます。なお、抗真菌剤によりかぶれる場合もありますので注意が必要です。 かぶれが発生した場合、強いかゆみとともに、赤みや小さい水疱が多く発生し、症状が進行すると皮膚がむけて足が腫れあがってしまいます。かぶれが足の甲にまで進行している場合、まずかぶれを疑った方がよいでしょう。なお、夏には足が湿っていることが多いため、かぶれの発生率も上昇します。
   カンジダ
   (カンジタ)
 前項と同様に、カンジダ菌に感染した場合でも、かゆみが生じます。


『水疱ができる症状を持つ病気』

水虫以外にも、水疱の発生を伴う症状としては、以下のものが挙げられます。


▼水虫以外の水泡ができる病気の種類

水泡ができる病気 症状・特徴
  異汗性湿疹  汗疱(かんぽう)の部分でも紹介しましたが、異汗性湿疹は小さい水疱が発生し、それらが集まることで大きな水疱に進行します。このように大きな水疱ができた場合には、水虫との区別が難しくなります。
  掌蹠膿疱症
(しょうせきのうほうしょう)
 手のひらや足の裏に対して、膿を持った水疱が多く発生する症状です。水疱が乾くことで、硬い赤褐色のかさぶたに変わります。この病気はかゆみはほとんどないのですが、完治に時間がかかり、また冬になっても症状が改善することがありません。手足に対して左右対象に発生することが多い点で水虫と区別がつきますが、病気の特定には顕微鏡検査が欠かせません。
    かぶれ  皮膚がかぶれた場合にも、症状が進行すると皮膚の赤みが強くなり、水疱を伴ったり、それがつぶれてただれたりする場合があります。


『皮膚が硬くなる症状を持つ病気』

水虫以外にも、足の裏が硬くなる病気は存在します。
まず、人間は年齢とともに足の皮が厚くなり硬くなります。さらに、老化によって乾燥し皮がむけたり、ひび割れることがあります。このような症状は角質増殖型の水虫と似ていますが、見た目だけでは区別することは難しいため、水虫との区別がつかない方が多いのが現状です。

この他に足の裏が硬くなりひび割れを伴う症状としては、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、
掌蹠角化症(しょうせきかくかしょう)亀裂性湿疹(あかぎれ)などが挙げられます。これらの症状は左右対称に発生することが多いため、水虫とはある程度区別することができます。なお、これらの症状は手にも見られるため、足だけに発生した場合や、片手だけに発生した場合については、水虫の可能性が高いと言えます。もちろん、最終的な判断は、顕微鏡検査による診断が必要です。


『爪水虫に似た症状を持つ病気』

爪水虫以外にも、爪の異常が見られる場合があります。


▼爪水虫以外の爪に関する病気の種類

爪水虫に似た病気 症状・特徴
   厚硬爪甲
 (こうこうそうこう)
 高齢になると、爪が厚くなり、硬くなる場合があります。
   カンジダ
   (カンジタ)
 カンジダ菌などの白癬菌以外の細菌が爪に入り込み、爪水虫によく似た症状を発症する場合があります。
  爪甲剥離症
(そうこうはくりしょう)
 通常は密着しているはずの爪と皮膚がはがれて隙間ができることで、爪が白濁して見えることがあります。爪が厚い場合、見た目では爪水虫との区別がつかない場合が多いです。


その他、乾癬(かんせん)や掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)に感染した場合や、靴などのサイズが合わないため爪が変形した場合などにも、水虫とよく似た症状が発生することがあります。

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